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かくも長く奇妙な旅路 Into the wild
「かくも長く奇妙な旅路が始まった」の続きで、文章も長い
1月中旬、ソルトン湖近くの電気も水道もガスも何も無い砂漠の荒野に広がるとあるコミュニティで出合った人々から、私は1本の映画を薦められた。その映画は、
Into the wild
2007年秋に全米公開されたSean Penn監督の映画
日本では2008年9月6日公開予定
Jon Krakauerにより書かれたノンフィクション「In to the wild」を元に映画化
この場所で、撮影がおこなわれたのよ。
Into the wild、知っている?知らないの?
私も映画に出たのよ、ビルも、マイクも。
あそこにいる娘も出たわ。
あとで、Sean Pennと撮った写真を見せてあげるよ。
ちょうど明日、ここでInto the wildの上映会をするんだ、見に来いよ。
えぇ、明日はLAXから帰国かい?
あぁ、なんてこった
じゃぁ、DVDが発売になったら見てくれよ
酒飲むかい?
砂漠の荒野、夜の冷え込みは身に沁みる。なにしろ1月だった。ドラム缶で廃材を燃やし、暖を取りながら人々が談笑している輪の中に私Pはいた。3つのドラム缶の周りには、20-30人程が集まっていて、何匹もの飼い犬があたりを徘徊していた。電気も水道も無いこの地で生活している人達であるので、大半の人々の身なりはそれなりで、抜けた歯の状態で生活が垣間見える人も何人かいた。中には、高級キャンピングカーで生活をしていて、ニューポートビーチ・ファッションアイランドで普通に見かけそうなお洒落な出で立ちをした親子が1組だけいた。単なる泥酔には見えないような男も1人だけいた。この地に住む彼らはいわゆるホームレスではないことは確かで、お金が全く無ければ、この過酷な荒野にはとうてい住めないからだ。とはいえ、この地に普通の家は一軒も建っていない。あるのは、ソーラーパネル付のモータ−ホームと廃車、牽引無しには動かせないだろうバスもあった。
Into the wild、知らないなぁ、と私が答えると、ちょうどいい、明日この場所で、上映会をするから一緒に見ようと誘われた。電気も通ってないこの地で上映会?映画会社が撮影協力のお礼に機材を持ち込んでくるのだろうと推測した。今回のカリフォルニア旅行では、車に寝泊りしながらSENAと荒野を走りぬけ、最後に私はこの地を選んだ。残念ながら、翌日には帰国しなければならなかった。せめてもう1日、この場所に居たかった。
私は映画に疎いし、ほとんど興味が無い。Sean Pennという名前は聞いたことのあるような気がするが顔は知らない、もちろんInto the wildなど知っているはずもなかった。しかし、この荒野が舞台なら是非とも見てみたいものだ、そして、この地で出会った彼らを映画の中で探してみようとその映画に興味が湧いてきた。
帰国してすぐに私はこの映画について調べた。日本ではまだ公開されていない。アメリカではDVDが2008年3月初旬に発売される予定。DVDを一刻でも早く見れるように、アメリカの知人に予約注文をお願いした。Jon Krakauerが書いた原作の方はベストセラーだったらしく、日本語訳は1997年に単行本が、2007年に文庫本が集英社から発売されていた、邦題は「荒野へ」。もちろん、すぐにその本を入手し、通勤電車の中で読み始めた。

その本の中に、このコミュニティに関する記述を見つけた。このノンフィクションの主人公である青年が荒野を放浪した中で、ここを訪れていたからだ。
(本の内容は後日紹介予定 五千人?多く見積もっても五百人ではと思うのだが)
放置されて完全に廃墟と化したかつての海軍基地で、役にも立たないコンクリートの碁盤目状の基礎が、荒野の遠くまで広範囲にわたって散らばっていた。十一月に入って、天候が変わり、その地方全域に寒さが訪れると、五千人ほどの避寒労働者、放浪者、雑多な流れ者たちが野外で安上がりな生活をするために、俗世間から遠く離れたこの地へ集まってくるのである。・・(略)・・ 浮浪者社会の、不幸に疲れきった寛容な文化が、退職者、貧困者、永久失業者たちによって作られていた。そこにいるのは、男と女、あらゆる年齢の子どもたち、取り立て代理会社から身を隠している人々、こじれた人間関係や法律あるいは国税庁、オハイオの冬や中産階級のつらい単調な仕事などから逃れてきた人々だった。 -「荒野へ」集英社文庫より抜粋-
そして、前回の記事で紹介したNATIONAL GEOGRAPHIC 2005年2月号。そのソルトン湖特集を書いた記者のエピソードがWEBで公開されている。最も奇妙な思い出と題打って書かれたエピソードの中にも、このコミュニティに関する記述があった。
廃墟となった軍事基地の周りを車で行くと、トレーラーやトラック、古びたバスなどが並んだ一帯の外に、「インフォメーション」と書かれた手書きの看板が見えた。車を降り、「こんにちはー、誰かいますか?」と叫んでみたが、薄汚れた犬が何匹か、バスの窓から歯をむき出してうなり声を上げただけだった。犬たちは、雑誌記者に噛みつきたくてうずうずしているように見えた。そろそろと車の方へ後退りしていったその時、スラブ在住20年のジム・ベネットがゆっくりとキャンピングカーのドアを開けた。たくましい二の腕にネズミの入れ墨をした元配管工で、スモッグと犯罪にまみれたロサンゼルス郊外を離れ、静かな砂漠で家族を育てようとスラブにやってきたという。「誰もがここの暮らしに興味をもつよ」と、ベネットは言った。「酒を飲んで騒ぐのが好きな奴が多いが、強盗事件があったのはここ10年で2回だけだ」。話を聞き終わると、ベネットに手間をとらせたお礼を言った。彼は肩をすくめた。「オレの彼女はいつもはお客さんに愛想が良いんだが」と彼はトレーラーの方を振り返って言った。「時々、機嫌が悪くなるんだ」 -ジョエル・K・ボーン,Jrの取材ノートより抜粋-
LAXから200マイル離れた砂漠の中にあるこのコミュニティ、私は過去に何回か訪れたことがあったが、今回ほど住民と深く交流したのは初めてだった。その目的とは・・・、そこでの出来事、感じたこと、そして、Into the wild 本や映画の内容も、紹介していく予定。続く。
by P
⇒カテゴリー「ソルトン湖周辺」

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源平うどん、生卵有ですか、うーん、つながっていますね、経営権をどなたかに引き継いだのだと、確信してきました。
伊良部さんはGC持ってるから、これから何しても問題ないし、これって強みですよね。
しかし、Pさんって色んな所へ訪れてて良いですね! 僕も仕事抜きで遊びに行きたいです。
LAに住んでると、中々行けずじまいな事が多いです。
Pさんのブログで色々と知らない地元の情報もGETしてるし、S,CAの情報は興味ありありです(笑
あ、お聞きしたいのですがPさんのデジカメは何使ってるんですか?
色んな所に行っているように見えますかね?笑。これでも、2年の滞在で、職場の休みを取って家族旅行に行ったのは1日だけなんですよ。他は土日で。その分に、みんなが行くようなところにはほとんど行ってないかも。
カメラですか?いい質問ですねぇ、笑。
ほとんどの写真と動画は、KODAKのコンパクトデジカメV570です(この機種は製造中止になりましたが、後継機がでています)。広角と普通のレンズが二つついていて、広角レンズしか使っていません。ピント調節機能がなく、フォーカスを合わせなくていいので、気楽で気に入っています。B級カメラなんですよ。もしかして、気づきました?
光量が無いとき、接写で、CANONのIXYも稀に使っています。あと、星の写真は知人の一眼レフでした。
僕はCANON S5 ISで広角レンズをはめてますよー。
やっぱ、一眼欲しいなぁ〜
ブログで記事にされていた感謝のCANONでしたっけ?読みましたよ、笑。
もし、私が一眼手にしたら、撮影頻度が確実に下がりそうで、断念しました。って、そもそも日本に帰った時点から、カメラはほとんど使われていません。写すものがないから・・・。
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こればかりは一種の才能だから真似は出来ませんが(笑
あ、今日は源平うどんの情報を1つ。
生卵がありましたよー。